ページ内に掲載の画像はillustratorCC以降での画面となっておりますが、
その他のバージョンでも選択する項目は基本的には同じです。
目次
PDFデータ保存前に確認!
□サイズは合っていますか?
→印刷したいサイズと相違はないかご確認ください。
A5注文なのにB5用で作成している、文庫サイズのはずが全く違うサイズになっている、といったデータ不備が多いです。
□リンク画像の解像度・サイズは適切ですか?
→カンバスの設定が合っていても、リンクする画像の解像度が低いとその部分は元の解像度に依存します。
また、サイズによっては小さい画像を拡大すると粗くなってしまうことがあります。
リンク画像もなるべくプリントキング規定の解像度・原寸で作成することをおすすめいたします。
プリントキング既定の解像度:カラー/350dpi・モノクロ/600dpi
保存を始めます
上部メニューのファイルから、別名で保存もしくは複製を保存を選びます。
画像では複製を保存を使用していますが、状況に応じて任意の方法で保存してください。
Q.別名で保存と複製を保存って何がちがうの?
↓
A.現在作業中のデータを「AAA」として、「BBB」というファイル名で保存する場合
別名で保存:保存後、開いているのは「BBB」のデータということになります
複製を保存:保存後、開いているのは「AAA」のデータということになります
例えば、「AAA.ai」を「BBB.pdf」として保存した場合、現在開いているのは「BBB.pdf」となり
保存後に編集などして「保存」をすると「BBB.pdf」に上書きされてしまうため、作業状態が保存されてない…といったことが起こるかもしれないので、不安であれば「複製を保存」を使用するのが良いかもしれません。保存後に編集をしないのであれば「別名で保存」でも問題ないかと思います。
保存するフォルダとファイル名を設定します
保存する場所を選び、ファイル名を入力してください。
「ファイルの種類」はAdobe.PDF(*.PDF)を選択します。
あらかじめ、入稿用データをまとめて保存するためのフォルダを作成しておくのがおすすめです。
また、ファイル名は半角英数字のみで入力してください。
ひらがな・片仮名・漢字などを使用すると入稿後にファイル名が文字化けしていることがよくあります。
ファイル名の入力・ファイルの種類の選択後、「保存」を押します。
項目「一般」の設定をします
保存ボタンを押すと「Adobe PDFを保存」というウィンドウが開きます。
左側のメニューの中の「一般」が選択されている状態にしてください。
1.AdobeプリセットはPDF/X-1a:2001(日本)を選択
2.準拠する規格はPDF/X-1a:2001を選択
3.互換性のある形式はAcrobat 4(PDF 1.3)を選択
4.基本的にはオプションのチェックは全て外した状態にします
※「保存後 PDFファイルを表示」はチェックを入れても大丈夫です(保存後に作成されたPDFが自動的に開きます)
項目「圧縮」の設定をします
次に、左側メニューから「圧縮」の項目に切り替えます。
カラー画像・グレースケール画像はいずれも「ダウンサンプルしない」を選択し、圧縮のタブは「ZIP」を選択してください。
白黒画像は「ダウンサンプルしない」を選択し、圧縮のタブは「CCITT Group 4」を選択します。
項目「トンボと裁ち落とし」の設定をします
続いて、左側メニューから「トンボと裁ち落とし」の項目に切り替えます。
データの作り方により設定が異なるため、ご確認いただき、データの作り方に合わせて設定をしてください。
▼プリントキングのテンプレートを使用 or アートボード内にトンボがある
1.「トンボ」の項目内のチェックを全て外します。
2.「裁ち落とし」の項目内は「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックはつけず、天地左右は全て0mmに設定してください。
▼ドキュメント設定であらかじめ裁ち落としを設定している場合
1.「トンボ」の項目内のチェックを全て外します。
2.「裁ち落とし」の項目内で「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックを入れます。
チェックを入れると、ドキュメント設定で設定してある裁ち落としが反映されます。
▼トンボがなく、仕上がりとアートボードのサイズが同じ場合
1.「トンボ」の項目内のチェックを全て外します。
2.「裁ち落とし」の項目内は「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックはつけず、天地左右は全て3mmに設定してください。
※プリントキングでは、印刷サイズ+各辺3mmずつの塗り足しがあればトンボはなくてもOKとしています。もちろんトンボがあってもOKです。
ここまできたらもう少し!
一般・圧縮・トンボと裁ち落としの設定ができたら、右下にある「PDFを保存」を押します。
そうすると、この時に画像のようにポップアップでメッセージが表示されますが「OK」を押してください。
これでPDFデータとしての保存ができました!
恐れ入りますが、冊子商品の本文データなどデータ数が多くなるものにつきましては、PDFデータでのご入稿にご協力くださいますようお願い申し上げます。
※ペラものと呼ばれるもの(ポストカード・フライヤー・グリーティングカードなど)や
表紙・カバー・帯のデータのみであれば.ai形式でのご入稿を受け付けております。
.ai形式でのご入稿時はフォントのアウトライン化や画像の埋め込みをお忘れなく…!